ランニングでRule Your Self

ランニングを中心に自分自身を律し、スポーツのあるライフスタイルを提案していきます

箱根駅伝とマーケティング〜スポーツメーカーの狙いを私見まみれで考察〜

今年の箱根駅伝は青山学院の鮮やかな逆転4連覇で幕を閉じました。

焦らない、プランどおり、王者の風格を感じました。

 

箱根駅伝ではいろいろな企業がスポンサーをしています。

大会のスポンサーもそうですが、個人的に気になるのは各大学についているメーカー。

王者青山学院、2位の東洋大学もメーカーの広告塔になっています。

 

各社どのようなマーケティングを展開しているのかサマリーしてみました。

 

2018年出場校ユニフォーム

 

まずは、出場各校のユニフォームをまとめ。

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予選会もあり、読めないところもあるなか、アシックス・ナイキ・ミズノは多くの学校をサポートしており、力の入れ方が伺えます。

 

ランニングシューズのプロモーション

 

続いて、キーとなるシューズ関連のプロモーションについて。

今回は、各メーカーが箱根駅伝関連でどのような仕掛けをしてきたのか個人的感想も交えてまとめてみました。

 

■対象

ナイキ、アディダスNew Balance、アシックス、ミズノ

 

■サマリー(私見だらけの考察です)

 

ナイキ

⇒噂の厚底シューズ(ズームフライ)がパフォーマンス、SNS上でもインパクトがあったように感じます。相変わらず、TVへのCMは出していませんが、ユニホームの着せ込み、シューズの着用率をみても、一番インパクトがあったかと、、、、

 

ズームフライ✕東洋大学

 

WEBサイト:ナイキ x 駅伝. Nike.com (JP)

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プロモーションビデオ

www.facebook.com

 

SNS区間賞、往路優勝をセレブレート

Nike+ Run Club - 東洋大学、往路優勝おめでとう。... | Facebook

 

Nike+ Run Club - スピードランナーが集う最終区で最速の称号を獲得。 東洋大学... | Facebook

 

Nike+ Run Club - スピードを解き放ち、ライバルを置き去りに。 東洋大学... | Facebook

 

Nike+ Run Club - 圧倒的なスピードを見せつけ、区間最速の座を勝ち取った。... | Facebook

 

 

 

 

 

アディダス

⇒青山学院の優勝で一矢報いたような印象。三村さんもNBに移籍し、昨年までのインパクトがないように個人的には感じました、、、

 

アディゼロタクミ戦ブースト×青山学院大学

 

WEBサイト:

adizero(アディゼロ) | 【公式】アディダスオンラインショップ -adidas-

 

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SNSで優勝をセレブレート

adidas アディダス - 青空の日も、大雨の日も、 学び、走る。ただそれを繰り返す。... | Facebook

 

New Balance

⇒三村氏プロジェクトを発表し、中継でのCM放送、選手への履かせ込みなどかなりのリソースを投資し、昨年よコミュニケーションを強化しているンファンラン⇒パフォーマンスランへの転換がより濃く出ていた印象、、、

 

三村仁司氏プロジェクト

 

契約発表リリース:

prtimes.jp

 

SNSでのプロモーション

-三村仁司の強さは、夢だ-... - New Balance Japan

 

プロモーションビデオ

www.youtube.com

 

アシックス

⇒EKIDEN TENKA SERIESとしてカラーブロックを狙ったものを思われるが、昨年のナイキ(蛍光黄色)ほどのインパクトはなかったような印象、、、日本語をローマ字でコミュニケーションするのもナイキの『GYAKUSO』の二番煎じ感が否めずというのが個人的な感想です、、、(偉そうにすみません・・・)

 

EKIDEN TENKA SERIES

 

WEBサイト:

TENKA | ASICS | アシックス - 陸上競技 Track&Field | アシックス Japan

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プロモーションビデオ

www.youtube.com

 

プレゼントキャンペーン

www.facebook.com

 

 

ミズノ

⇒大会オフィシャルスポンサーとして公式グッズの販売、CM放送をしているが、昨年のウェーブライダーのようなパキッとしたメッセージもなく、またこの期間中のSNSでの発信もなく、大丈夫かな?と思ってしまうほど、、、、

 

WEBサイト:

www.mizunoshop.net 

右脳に突き刺さる

 

偉そうにつらつら書きましたが、各社がここまで力を入れいるからこそ、箱根駅伝のコンテンツ力を改めて感じました。

 

また、青山学院の選手が「自分たちの走りを見て、ランニングっていいな。走ろうかなと思う方が増えるいいなと思って頑張っています(ウル覚えですが、、、)。」というコメントが非常に印象に残りました。

 

昨日のブログでも書きましたが、ギリギリの限界に挑むトップアスリートの姿は人々の右脳に突き刺さり、スポーツしたいなという眠っているものを呼び覚ましてくれると思います。

 

 

モノ売りの観点から行けば、商品が売れればいいと思いますが、プロモーションについても右脳に突き刺さるものがいいなと感じた次第です。